経験と凄く合点のいく論文があったので展開。
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引用元リンク:The Journal of Physiology
論文「Resistance training load does not determine resistance training-induced hypertrophy across upper and lower limbs in healthy young males(レジスタンストレーニングの負荷は、健康な若年男性における上下肢の筋肥大を決定しない)」の内容を要約します。
この研究は、筋肥大の個人差が「トレーニング負荷(外的な要因)」によるものか、それとも「個人の体質(内的な要因)」によるものかを検証したものです。
要約ポイント
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「負荷の大きさ」は筋肥大に関係ない
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限界(全可動域で動作ができなくなる状態)まで追い込むのであれば、高負荷(重い重量)で行っても低負荷(軽い重量)で行っても、筋肉の成長(筋肥大)の度合いは変わらないことが示されました。
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筋肥大は「個人の体質」に強く依存する
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筋肥大の反応には大きな個人差がありますが、同じ個人の中では**上半身と下半身で筋肉の増え方が共通している(相関がある)**ことが分かりました。つまり、「筋肉がつきやすい人」は全身でつきやすく、「つきにくい人」は全身でつきにくいという傾向があります。
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タンパク質合成の反応
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筋タンパク質合成(MyoPS)の速度は、高負荷・低負荷どちらでも同様に上昇しました。ただし、トレーニングを10週間継続すると、過負荷(重量アップ)をかけているにもかかわらず、初期に比べてタンパク質合成の反応は鈍くなる(体が慣れる)ことも確認されました。
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筋力と筋肉の大きさは別物
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トレーニングによって筋肉が大きくなること(筋肥大)と、最大筋力が向上することの間には、ほとんど関連性が認められませんでした。
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結論
筋肥大の個人差を生む主な要因は、トレーニングの重量(負荷)設定ではなく、**個々人が持つ固有の生物学的・遺伝的な要因(内因性因子)**によるものである可能性が高いと結論づけています。
言い換えれば、「しっかり追い込みさえすれば、重いものを持っても軽いものを持っても筋肉の増え方はその人の体質次第で決まる」ということです。
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上海体育大学に留学中の4年間それこそ朝から晩まで練習があり、
補助トレーニングの筋力トレーニングも沢山やった。
日曜日だけ練習が休みだったので、休み前の土曜日の練習は筋トレ含めキツすぎて日曜日は身体中痛すぎて何もできなかったのを覚えている。
食事は1日5食たべて、合間にプロテインを摂っていた。
限界に追い込むような練習量、十分な食事量があったにも関わらず、それほど身体が大きくなることはなかった。
上の論文にあるように、自分の場合筋肉が「つきにくい」タイプなんだろう。
自分とは反対に、プロ選手の友達は服を脱ぐと(寮の中ではほぼ半裸)、
背の低いボディービルダーみたいな感じで、ムッキムキだった。
筋肥大は「個人の体質」に強く依存するの分かりやすい例だ。
ただ、筋力と筋肉の大きさは別物とあるように、
筋肉がそれほど大きくならなくても競技力は向上する。
競技力は筋肉の大きさだけで決まるものではなく、
様々や要素があるのは言うまでもない。
「しっかり追い込みさえすれば、重いものを持っても軽いものを持っても筋肉の増え方はその人の体質次第で決まる」
というのは経験的にそうだろうなぁとは感じていたものの、
経験以外の根拠がなかったが、これで根拠も揃ったので、今後は自信を持って説明することができそうだ。
子供の頃の夢は、
映画ターミネーターに出ていたアーノルド・シュワルツェネッガーのようなムキムキマンになることだった。
「ランボー」や「ロッキー」に出ていたシルベスタ・スタローンも大好きだった。ムキムキで。
相変わらず軽量級で試合に出ている自分にとって、
ムキムキになる夢を叶えるのは、かなり険しい道のようだ。

