先日友人の家にお邪魔した際、２歳になった友人の子供と遊んだ。
何度も遊んだ仲なので、愛称である「わっくん」
わっくんはトーマスが大好きで、テレビには「
そしてテレビの前の床には、
もちろんそこにはトーマスが走っている。
正確には主人公のトーマスよりもサブキャラのパーシーの方がわっ
「ぱーしぃ～ ぱーしぃ～ 」と、連呼していた。
恐らく一日の中で、一番多く発する言葉は「ぱーしぃ～」
そしてリビングの机の上でもそのパーシーを走らせていた。
わっくんは俺に机の上で電車を走らせてほしいらしく、
何度走らせても、
何がそんなに楽しいのか理解に困るが、
「ぱーしぃ～」以外の日本語がもう少し分かれば、
もう少しかかりそうなので、それまで待つことにしようと思う。
何はともあれ素敵な友人と有意義な時間を過ごした。
人は皆、無性に好きなものが一つや二つ必ずある。
わっくんにとってはぱーしぃ～がその一つだ。
どうしてそれが好きなのか特別理由なんてなく、
登山家が、山を登るワケは、「そこに山があるからさ」
それをしていれば、魂が躍動するのである。
自分にとってそれは、”中国武術”だった。
１４歳で表演武術と出会い、みるみるハマっていって、
病気で寝たきりだった１年間を除いて、
自分自身がやるのも好きだが、
きっとレストランのシェフはこんな感じなんだと思う。
自分なりに精一杯美味しものを作って、
またリピーターになって、来てくれる人がいる。
そしてその人達にもっと美味しいものを食べてもらいたくて、
こういったプロセスが楽しくて楽しくてしょうがないんだと思う。
自分はそれで教室をやっている。
誰かとこの楽しさを共有するために。
一人でも楽しいと思ってくれる人がいれば、
そんな気持ちで教室をやっている。
今までずっと武術が自分の人生を楽しいものにしてくれたから、
誰かが同じように感じてくれたら、最高の幸せだ。
わっくんが俺にぱーしぃ～
【後日追記】
３週間ぶりに会ったわっくんは、驚きの成長をみせていた。
話せる言葉がめちゃくちゃ多くなっていた。
熱く語り合える日もそんなに遠くはなさそうだ。
