太極拳の足の虚実について【レッスン補足】

レッスン補足
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先日お話していた足の虚実の話です。
太極拳で大事なことは、太極という考え方の理解だと思ってます。
太極論いわゆる陰陽論の代表的な4つの要素は、
・対立
・互根
・消長
・転化
です。
文字にするとわかりにくいですが、陰陽図を思い浮かべて頂いて、
白と黒の勾玉みたいなのが二つくっついていて、それぞれの勾玉に反対の色の丸があります。
黒い方には白い丸が、白い方には黒い丸がそれぞれあります。
これが純粋な黒も白もなく、必ず反対の要素を含んでおり、
同時に性質は反対に変わる(転化)ことを意味しています。
なので足の虚実に関しても同様、
片足立ちになって100%体重が片足に乗っていたとして、
それを実と呼んでも、同時に虚を含んでいて、
浮いている足も体重は全く乗っていない(虚)だとしても、
実を含んでいます。
そしてそれはいつでも瞬時に入れ替わることができるということを陰陽論が示しています。
純粋に黒か白か、虚か実かという考え方だと、
真っ黒の勾玉と真っ白の勾玉がくっついている状態で、
あの太極図からそれぞれの黒と白の丸が抜けます。
なので、軸足が(体重が多くかかっている足が)実で、
反対が虚というのは正しいのですが、
同時に反対の要素を含んでいるというところがポイントです。
当然体現するのは難しいし、自分も完璧にできる訳ではありませんが、
この太極論だけ頭に入れておけば、練習時の指針になります。
太極論というコンパスがあるから海に出ても迷わずに進める感じです
ご参考までに。
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