当クラブの入賞者結果報告

2021年11月7日(日)東京で行なわれました、
第5回全日本競技推手選手権大会に当クラブから4人のメンバーが参加して参りました。

まず当クラブの入賞者結果報告から、

・男子軽量級  第3位 倉持克光

・男子軽量級  第1位 西尾嘉洋

・男子中量級  第3位 曽根啓介

・男子中量級  第2位 北村脩磨

・男子無差別級 第2位 西尾嘉洋

という結果でした。

 

参加者全員が入賞という見事な成績でした。

 

軽量級3位になった倉持さんは太極拳歴が長く、

足腰が非常に強く、しかも変化に富んでいます。

まず構えの立ち姿勢が非常にきれいです。

最初の一手をもらっても崩されない強さは、この立ち姿勢からきます。

 

●1ポイント目(13秒〜):

相手が真っ直ぐ突っ込んでくるところを、様々な角度にいなし、最後きれいに脇をさして決めてます。

●2ポイント目(30秒〜):

相手の隙をついてのポイントですが、注目したいのは推した後の姿勢の残り方。頭を傾けることなく真っ直ぐ下に力が降りてます。

●3ポイント目(44秒〜):

相手の真っ直ぐな力に対して、左右に振って崩しています

 

全体的に推し負けない姿勢と、変化の多様性下半身からの力

が見事に発揮された試合だったと思います。

 

中量級3位になった曽根さんは太極拳を初めて1年未満。

しかも競技推手を初めて1ヶ月ちょい。

ほとんど未経験の状態でいきなり試合に参加しました!

 

ただこの1ヶ月での上達が猛烈に早かったです!

自分だけでなく、いつも練習している仲間も、

毎週どんどん上達していく姿にびっくり仰天してましたw

 

曽根さんの強みは何といってもその精神状態にあります。

精神状態が非常に静かで、どんな状況の時も冷静な判断をします。

●2ポイント目(25秒〜):推すか引くかというのを冷静に見極めつつ、相手が崩れやすいタイミングで推しにいってます。

●3ポイント目(50秒〜):冷静な状態を保ったまま2ポイント目とは逆に綺麗に引き(投げ)が決まってます。

終始荒ぶることなく、状況を適切に判断し、ご自身の中でやることがはっきりしていた様子でした。

動画をご覧頂ける方には、そんなところを見て頂けたら嬉しいです。

大会が終わって感想を聞いたところ

「試合中は誰にも邪魔されない静かな空間が楽しかったです」

と仰ってました。

天晴れですね。

名目上、私(西尾)は指導者ですが、

曽根さんのメンタルには遠く及ばず、学ばせて頂くことばかりです。

 

初出場で見事中量級で準優勝を獲った北村さん。

動画は敗れてしまった決勝戦の様子で、

お相手の茂木選手に地力で及ばずといった感じでしたが、

決勝戦までは持ち前の読みが綺麗にハマり6点差をつける圧勝で上がってきました。

(動画がないのが残念。。。)

 

技術的な点から見れば、

一手目でのポジション取りでは有利な位置をとっている事が何度もあります。

ちょっとマニアックな見方かもしれませんが、そんな視点で見て頂けたら面白いと思います。

 

北村さんは今大会年齢が一番若く、今後に期待したいです♪

 

そして私西尾はというと、去年(第4回大会)と全く同じで、

軽量級優勝(3年連続)、

無差別級2位でした。

 

無差別級決勝でまたしても極峰拳社の竹村選手と対戦し、

今年も実力及ばず敗退。

1ラウンド目は7−7で同点に持ち込み、

なんとか3ラウンド目までいったのですが、

3ラウンド目にはかなりこちらの手に対応され、正直打つ手がありませんでした。

流石でした。完敗です。

 

<軽量級決勝>

<無差別級決勝>

 

今回当クラブから参加された3名の方いずれも練習でやっている事を見事に発揮されていて、

素晴らしいメンタルだったと思います。

 

また今回大会には参加しなかったですが、

当クラブ内でかなり競技推手ができるメンバーが増え、

普段からかなり質の高い練習ができているのが、

好成績に繋がったんだと思います。

 

嬉しい限りです(^_^)v

今回の大会全体を通して

今年で5回目になる全国大会。

今回強く感じたのは、

 

・年々参加者の実力が上がっていること

・誰でも参加しやすいということ

 

年々参加者の実力が上がっているのはかなり顕著です。

各階級の決勝戦位になると、

”前のめりで力ずくで推す”というのはもはや誰もやっていません。

 

前に突っ込んで、頭を倒して、体重を相手にあびせたほうが、

力というのは出そうに思えるし、力むとそうなりがちですが、

実は意外とそうではなく、まっすぐ立っていた方が相手に有効に働く場合が多いです。

 

簡単に「まっすぐ立って」と書きましたが、

練習ではできても、実際に競技の中でやるのは大変で、

多くのストレスがかかる中でそれを実践するのは相当な練習と経験が必要です。

 

そういった基本的な力の出し方が上位者ではかなり定着してきているように感じます。

 

これに関しては間違いなく、板野代表のご指導の賜物です。

一年以上に渡って、”立ち方”の基礎をセミナーで展開して頂き、

それを競技推手で生かせるようにご指導頂けたところによります。

 

板野代表のセミナーに定期的に参加されていた方は、

いずれの階級でもトーナメントの序盤で圧倒的に強かったです。

 

逆の言い方をすると、力の差が大きくなってきてはいるので、

それを切り崩してくれるような方が新たにご参加して頂けたら楽しいなと思います。

 

もう一点目の「誰でも参加しやすいということ」。

競技推手は、ルール上、

顔面への攻撃もなく安全で、

服へのつかみやクラッチ(自分の手を組む)もないため、

抱きかかえるような動作がないので筋力的な要求も低く

1ポイントにかかる時間が数秒のため、体力もそれほど必要ありません

なので、逆に技術的な要素が勝負を決めるという部分が大きいのが特徴です。

 

他のスポーツと比べ参加者の年齢幅も広い印象です。

今まで他のスポーツをされていて、体力的、筋力的、年齢的なことで引退された方が新たに始めるにも適しているように思います。

 

そして、技術的な部分が占める割合が大きいということは、

その部分さえ適切に練習すれば確実に上手くなれるとも言えます。

 

今回当クラブから参加された内の2名の方も経験は短いですが、

技術の習得も早かったため、非常に綺麗な戦い方をしていました。

そして初参加でありながら、ご自身より遥かに経験の長い方に圧勝するということが叶いました。

 

当クラブの普段のレッスンでは女性の方も多く参加されていますが、

体格的に小さな女性でも大きな男性を崩してしまうという事がよくあります。

 

競技推手は、日本ではまだ非常に若く、洗練されていない部分もありますが、

板野代表によるご指導をはじめ、ご参加者の皆様と共に切磋琢磨することで、技術体系が確立されつつあります。

その技術にもとづき練習していけば、老若男女関係なく確実に上達することが分かってます。

 

当クラブには80代の方もいらっしゃいますが、

他の方と同じように練習され、

着実に上達されているお姿を見ていると、

本当に年齢なんて関係ないなと感じます。

 

なので競技推手は、いつからでもどなたでも、

始めることができ、かつ競技への参加も開かれているので、

改めて、

誰でも参加しやすい」

と実感いたしました。

 

少しでもご興味ある方がいらっしゃいましたら、

競技推手の練習会の情報をのぞいて頂けたら嬉しいです。

 

もちろん当クラブでも練習可能ですので、ご興味ある方は是非教室案内をご覧ください。

 

最後に改めて、いつもご指導頂いている板野代表、ご参加された皆様、大会を開催してくれた協力者の方々に感謝しております。

 

また最後までお読み頂きありがとうございました。