去年(2019年)の10月、

台湾高雄で行われた競技推手大会に参加しました。

 

1回戦のお相手は名門高雄の代表選手である何長明選手。

結果は6−0、6−0のコールド負け。

全く歯が立たず完敗。

 

折角台湾まで行った試合で3分足らずで終わってしまって悔しい。。

と普通は思うかもしれないのですが、

ぼろ負けでも全く気になりませんでした。

 

負け惜しみでそう書いている訳ではく、

試合に対する認識が少し違うからです。

 

実はこの時の大会、

試合時にある一つのことだけをやろうと決めていました。

それがどんな技術なのかというのは割愛しますが、

当時取り組んでいた課題を試合で試していました。

 

結果はそれが通用しなかった訳ですが、

それが分かっただけで十分でした。

 

今思うとその技術自体に問題があった訳ではなく、それ以外に必要な事があった訳ですが、

兎に角、

試合というのは”試し合い”なので、

その時試したい事を検証する場でしかありません。

 

検証してみないと、課題も修正方法も見出せません。

その一つが試合の場だと思ってます。

もし一つでも課題が浮き彫りになれば万々歳です。

 

そして現に、当時試合で試していた技術は、

試合で課題が見つかり、それを克服する練習のおかげで、

現在格段に上達して運用できるようになりました。

 

大会出場は、始めから勝負をしにいっている訳ではありません。

勝ち負けというのは運みたいなものなので、

トーナメントの並びが違うだけで、結果は大きく変わります。

 

また世の中には大会などには出ない達人が沢山います。

我が師である田中先生も大会などは出ませんが、

自分は先生に手も足も出ないので、先生とやればほとんど何もできずに終わるでしょう。

 

だからたまたま結果が勝ちであってもそれは強さの証明ではないし、

負けたからといって無駄な経験ではありません。

 

ただ、そこで検証して得た経験というのは、その後の上達に大きく貢献します。

そして対戦して頂く方との交流により、人との繋がりも得られます。

これが自分にとっての試合の意義です。

 

前置きが長くなりましたが、

 

そんな技術の検証と出会いのチャンスということで、

 

11月8日(日)に行われる

第4回全日本競技推手選手権大会に当クラブから8名の方が参加します!

 

1人を除いて全員が競技推手未経験、

太極拳歴1年未満が4名、

60代3名、

女性体重40kgちょい2名。

 

全体的に今まで運動を得意とする人達ではなく、ほぼ文化系。

競技というものに触れたことのない人がほとんど。

 

大会に意欲的に参加するタイプの人はほとんどいません。

(争うのは苦手)

 

でも前述した通り、

試合に出ることによって得るものは沢山あることは間違いないので、

皆んなで大会に出ることに致しました!

 

ホントに未経験の場に飛び込もうという勇気も凄いし、

そこに向けてどんどん上達していく姿に日々感動しております。

お互いの技術・功夫を共に高め合う最高の仲間です(o^^o)

 

勝負事となれば、ルールを徹底的に吟味して、そのルールに合わせた最適な方法を見出して勝つ。

ということが必要ですが、

 

自分達は普段”楽しい”と思える練習をして、

それを実際に普段触れることの出来ない人と交流しながら検証する。

そしてそれを今後に生かす。

 

これが目標です。

 

競技推手は打撃や関節極めがないので、

それを安心して出来る素晴らしい手段だと思ってます。

 

太極拳や武術武道に触れている方、気軽にチャレンジしては如何でしょう?

必ず今後の糧になるはずです。