2022年国際推手大会@スペイン ー 結果報告

太極拳

2022年11月12〜13日に

スペインのグアダラハラ(Guadalajara)で開催された

Tuishou Internacional Competition Edition V

@Guadalajara Spain

第5回国際推手大会@スペイン(グアダラハラ)に、

当クラブから、西尾嘉洋と北村脩磨

が参加してきました。

 

まず今回開かれたこの国際推手大会は、

スペイン人のNaxo de la Encina(彼のFacebookページ)という方が開催された大会。

台湾で行われる予定だった世界大会が今年2022年もコロナの影響で延期になり、

今年参加できる大会がないなぁ〜と思っていたところで、

フェイスブック上でこの大会を知り参加するに至りました。

一緒に練習した仲間達

 

大会の規模は非常に大きく、参加人数が100人以上おり、

キッズの部も30人以上いました。

賞金もあり!!

世界的に見ても、推手のみの大会でこの規模でやっているところはほとんどありません。

あるイタリアから来ていた先生もヨーロッパで最も大事な大会という位置付けだと仰っていました。

 

参加者はスペイン、イタリア、ポルトガル、ベルギー、フランス、カナダ、エストニアなどヨーロッパの各国から集まっていました。

日本からはうちら2名でした。

 

競技は定歩推手(ていほすいしゅ)と活歩推手(かっぽすいしゅ)の両方が行われており、

参加者のほとんどは両方の種目にエントリーしていました。

足と止めて行う定歩推手

足を動かして行う活歩推手(かっぽすいしゅ)

日本ではまだ定歩推手という足を止めて行う競技しか行われておりません。

足を動かす活歩推手は「投げ」があるため、怪我のリスクが高く、環境(場所や指導者)が整っていないと練習すら難しいため日本では競技者がほとんどいません。

 

なので、100人以上いる参加者が両方の種目にエントリーしているというのは、

推手をやる土壌がかなり整っているという証明でもあります。

実際、定歩も活歩もかなりレベルが高かったです。

ルール説明

 

選手団を連れている先生方も中国語が話せる方が多く、

お話を伺っていると「中国で6年練習していた」というような、

本場中国での留学歴が長い方が多かったです。

 

そういった先生達が指導している生徒さん達が参加しているのだから、

レベルが高いのもうなずけます。

 

前置きが長くなりましたが、

当クラブの結果報告です。

北村 脩磨

定歩推手 70kg以下級 2位

西尾嘉洋

活歩推手 65kg以下級 2位

という結果でした。

 

北村選手は2022年11月に行われた

全日本競技推手連盟主催の全国大会で、

中量級にて優勝した日本を代表する選手です。

 

スペインでの大会では、決勝でイタリア人の太極拳の先生とあたり、

僅差で惜しくも負けましたが、日本とのルールの違いでポイントにならなかった点を考えると、

どちらと甲乙つけるのは難しいくらいの内容でした。

定歩推手第2位を獲得した北村脩磨選手

 

西尾は、決勝でこれまたイタリア人の選手とあたり、

最終ラウンド残り15秒位で推し出しの1点を取られ負けました。

相手は9歳から競技推手を始めて18年やっている推手エリートの27歳。

経験の差を感じさせられました。

しかし、試合から得られた相手の技術はとても勉強になり、とても意義のある試合でした。

活歩推手第2位 西尾嘉洋

今回のスペイン大会は、

定歩、活歩と共にスペインの独自ルールがしかれていました。

曖昧なところが除かれたとても良いルールで、帰ってからは日本での練習に取り入れています。

 

スペインの国際大会はレベルも高く、とてもにぎやかで誰とも交流しやすい大会なので、

これからも参加したいと思っています。

 

推手に興味がある方、大会に興味がある方、

是非練習に遊びに来てください♪

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