第7回全日本競技推手大会-【石堂杏殊】

推手

【大会後感想】

私は現在ハンガリーに留学中の大学生です。毎年夏に日本に帰国します。この一年間はハンガリーで西尾先生のオンラインクラスを取りました。

「新しい世界を覗いてみたい」「新しいことに挑戦してみたい」という漠然とした思いつきだけで、経験の一環として今回の推手の大会に出場させていただくことを決めました。
お恥ずかしながら練習も経験も全く無く、ただ新しいことを楽しめればそれだけで良いという意気込みだけで飛び込んだので、何か特別な対策や練習などを述べることはできませんが、私がこの一年間で西尾先生から学んだこと、今回の大会にどうそれらが活かされたのかをお伝えできればと思います。
先生とのオンライン授業中の話では、勉強が辛くて逃げ出したい、成績が悪いから私はダメなのか、誰かを好きで夢中になりたい、面白い映画を観た、など、全く修行とは無関係に聞こえてしまうような内容ですが、実はそれらの話の中に「私」とは誰なのかという大きなヒントが隠されていました。ちょっとした会話の中から隠していた心の傷だったり、意識の形だったりを見つけ、自分を深掘りすることでうまく意識がまとまり、身体が意識と重なることができました。これが今回の大会で大きく活かされたと思います。
また、直接大会には関係ありませんが、一年間の先生とのレッスンを通じて、私の価値観を変えてしまった発見がありました。それは、試合に勝つ/負ける、テストに受かる/受からないという結果は、必要以上に拘らなくとも、前向きに歩んでいれば自ずとついて来る、ということです。この大会の日を迎え、勝負を経験させていただき、学校にも通わせてもらい、西尾先生とのご縁をいただき、どれ程の人の理解と協力があってこの場に立たせてもらえてるのだろうと感じました。どんなに辛くても試合の為、テストの為に頑張りたいと思える、頑張らなきゃいけないと言える、そんな環境にいれること自体がペーパー上の結果以上に素晴らしいのではないかと思うのです。
家族の愛、先生の愛、恋人の愛、全てと一緒に、私はこの大会を楽しもうとと思えました。とても良い経験をさせて頂いたと感謝しております。
とにかく物怖じしない、無敵の心を持っている!

今回の大会は、本当に未経験というか、ルールに触れたのが水曜日、前日に少し練習して、ほぼぶっつけ本番。。

それでも全く気持ちが後ろに向くことがありませんでした。

ハンガリーの大学でも、日本人代表として一人でステージに立ち、3000人の前で中国武術の表演をするなど、肝の据わり方が半端ではありません。

しかもそれも全く緊張せず、むしろ楽しめるという精神力の持ち主です。

そして、音楽や絵などの芸術にも造詣が深く、
始めて推手をした時も、

「これは空間に絵を描けば良いんですね」
という感じで、ご自分の世界に綺麗に取り込むことができます。

肝の据わったアーティストといった感じでした。

これからもどんどん新しい世界に挑戦していってほしいと思います。
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