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伸ばすべき筋肉は梨状筋と内閉鎖筋
左足の軸が立ちにくいのが悩みでした。
軸が不安定だと、套路をやっても推手をやっても上手くいきません。
しかし先日、推手のセミナーで、
股関節の屈曲伸展がいかに大事なのかということを教わり、
その練習を繰り返しているうちに伸びてくる筋肉が実感でき、
どんどん軸が安定していきました。
伸びている筋肉は、個人的な実感として
お尻の奥の筋肉
そこで、ネットで「股関節 屈曲」について調べていると以下の記事にあたりました。
本研究では,股関節外旋筋群が股関節屈曲に及ぼす影響を検討することを目的とし2つの実験を行った。若年健常男女60名を対象とした股関節回旋角度の違いによる股関節屈曲角度の計測では,股関節内旋角度の増加に伴い股関節屈曲角度は有意に減少し(p<0.001),股関節外旋筋群の伸張が股関節屈曲を制限する因子として考えられた。新鮮遺体1体の両股関節後面各筋を切離するごとに股関節屈曲角度の計測と観察を行った結果,梨状筋と内閉鎖筋に著明な伸張が見られ,これらの切離後に股関節屈曲角度は顕著に増加した。梨状筋と内閉鎖筋は股関節外旋筋であることから,これらが股関節屈曲を制限している可能性があると考えられた。理学療法プログラムとして股関節屈曲可動域を拡大するときには,屈曲角度のみに注目せずに内旋角度にも注意を払う必要があると示唆された。
股関節の屈曲を妨げているのは、
・梨状筋
・内閉鎖筋
のようです。
これは自分の実感と一致していたので、
更にそこを集中的に伸ばすことにしました。
そうすると、明らかに軸が立たせやすく、
片足立ちや歩法が安定し、下半身の力を通しやすくなりました。
簡単なストレッチ法
様々なストレッチ方法がありますが、
簡単な伸ばし方としては、
①背筋を伸ばして、股関節から前かがみになる
Point:背筋を曲げてしまうと股関節に効きにくいので、背筋を伸ばしておくこと。
②伸ばしたい足の方向にねじる(股関節を内旋させる)
Point:ねじる際に膝が外に逃げないように、内側の筋肉で膝を止めておくこと。膝を痛める原因になります。体重が足裏の外側にかかっていたら要注意!
③お尻を斜め後ろ方向に引く(右足を伸ばしたい場合は右斜め後ろ方向)
Point:お尻の奥が伸びる感覚を探すこと。
以上の方法で、簡単に「梨状筋」、「内閉鎖筋」を伸ばすことができます。
30人程試した結果、全ての人で効果が出たので、
試して頂く価値はあると思います。
もしも、
片足立ちが苦手、歩法がぐらつく
などでお悩み方、
是非これらの筋肉のストレッチを取り入れてみてください。
細かく知りたい方、
オンラインでも対応可能なので
お気軽にお問い合わせください。